2009年03月20日

定額給付金の解説をする

知り合いの家に定額給付金の用紙が届いたらしい。で、これって何でやってるのと聞かれたので説明をしてみた。合っているかは不明だけど、自分なりにまとめた知識。

定額給付金とは、昨年のリーマンショック以来続いている景気の急激な減速への対処療法の1つで、個人に直接的に資金を注入することで消費を促進しようというもの。

景気の減速とは、例えるなら循環して流れている池の一部が詰まってしまった為に、全体の水流が衰えてしまうような状態。そのままでいると企業がどんどん倒産してしまい雇用が失われるので、なんとかして水を流さなければいけない。(アメリカ経済は詰まったわけではなく単純に使い過ぎでガス欠してるだけのようにも見えるけど)

対応方法として、各国で給付金や減税などの措置が取られている。

給付金は配るのにコストがかかるし無駄が多いと言われている。が、個人的には減税よりも市場を刺激する効果は強いと思っている。単純な話で、「今月は税金が1万2千円安かった」と言われた場合と「今日、1万2千円もらった」という場合で、消費者がお金を使う心理になりやすいのはどちらか。後者ではないかと想像するからだ。

まぁ、だからといって私が今回の給付金のやり方を支持しているかというと、そうでもない。まずタイミングが悪い。12月にやっておけば、いくつかの会社が潰れずに済んだかもしれない。銀行振り込みによる給付が多いのも良くない。振込では手数料がかかる割に消費への寄与は減税と大きく変わらないように思える。キャッシュフローが悪くなっている銀行への間接的な資金注入という意味を果たせるなら、それもありかもしれないが。

ちなみにこの給付金、一説では2兆円以上の効果があるという話もあったり(消費者がお金を使うことで流れが改善されれば、数倍の効果になることもあるらしい)、60%程度の効果しか無いという噂もあったりしますが、そもそもCP買取も量的緩和も、たいていの経済政策はどの程度の効果になるか予想がつかなかったりします。この規模の自由主義経済に対する大規模な施策の効果を予想するのはカオス理論みたいなものなんじゃないかと。


以上、適当な給付金の解説でした。

今の世界経済の情勢に対して、どういった金融施策を取るのが良いかは、多分、金融政策が趣味という頼もしい性格をしている総裁様でも、若くて自信家のエリート財務長官様でも、完全には予測できないような話だと思いますが、まぁ、適度に理解できるようにはなりたいなぁと思い勉強中です。


なんかIT関連のこと書くより余程真面目に書いた気がする。
posted by MW at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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