2006年07月13日

ある管理人の独白

私はとあるウェブサイトの管理を仕事にしている。

個人が運営するような小さなものではなく、日に2万〜8万PV程度を記録している、それなりに大きなサイトだ。

大きさの割に管理者の数は少なく、大規模な改修が発生する時以外は、ほとんど私ともう1人の同年代の男性の、2人だけで運営している。

私は動的コンテンツを担当し、相棒は静的コンテンツを担当している。

相棒は月に4本のペースで更新される記事を書くのに頭を捻り、私はプログラムの改修がかかるたびに気を重くする。

ここのところやけにプログラム改修が多く、終電帰りの日々が続いている。

それは慣れているから辛くはないのだが、プログラムを改修するのも自分、テストするのも自分、リリースするのも自分という、自分1人の目だけが頼りだという状況にあるというのは少し辛いと感じている。

本番のデータベースにDELETE文をかける時も、大幅に改修したプログラムをサーバに配置する時も、全ては私だけのフィールドで行われているのである。

そしてもっと恐ろしいことは、最近の私はそれに慣れてしまったのか、Drop Tableだの、rm * だのといった危険なコマンドを打つたびに、ゾクゾクとした喜びにも似た感覚に浸されてしまうことである。

この状態がけして長く続くものではないことはよく分かっているし、それを会社に提言もしている。

いつか、会社の収益を大きくへこませるような何かが起こり、この管理体制がNOと言われる日が来るだろう。

その時は私も、なんらかの責任を負うことになるだろう。

だが、それまでは、昨日までと同じように、私は自分の目と心を頼りに、コマンドを打ち続けるしかないのである。

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その快感をとても身近に感じる話を聞いたので。

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posted by MW at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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